写真00

こだわりモデルばかり販売しているクラフト・アップル(CAW )のビズリーです。
ハドソンのプラスチック版ビズリーが販売された頃にモデルアップされたらしいです
(1987年ごろ?)。
タナカワークスのSAA フレームに自社の特別製作パーツを装着しています。

ビズリーとはイギリスのメジャーな射撃大会が行われていた町の名で、コルト社がSAA のターゲットモデルとしてその名を冠し1894年に発売された物です。


写真01

フレーム右側にはTANAKA WORKS の刻印が見られます。
この金型は、もともとCMC のSAA 3代目の物でCMC 解散後にタナカに渡ってきたものです。
また、もとを正せば六研のプラ製SAA がモデルになっています。

真鍮製のフレーム下部、トリガー、ハンマーなどが怪しく光って重厚です。


写真02

削りだしなのでしょうか、トリガーフレームは、エッジが立ってシャープです。
ハンマーにはパーティングラインが見えますので鋳造品でしょう。
トリガーも真鍮でいいですねぇ。


写真03

チェッカリングも施されていますね、手作業のようです。
ファイアリングピンは、短めですね。
特異な形状のハンマーをよく再現していると思います。


写真04

実物のビズリーは、このようにグリップフレームがかぶさっている物ではなく、直線で切れています。SAA のフレームを流用して 実物と同じカーブを造形しているため、いたしかたありません。ハドソンのプラ製モデルガンは、SAA フレームのラインのままに グリップフレームを付けているので、ちょっとみっともない姿になっています。

シリンダにボルトが当った痕跡が見られます。ちょうど半円形の誘導路にボルトが着地するように 調整しなければなりませんが、これが結構難しいものです。 CAW のボルトはスチールなのか、非常に良い音がします。


写真05

SAA と大きく違う板バネ部分です。 3本のスクリューは、CAW 製ステンレス削り出しです。

この写真を見るとグリップフレームも鋳造ですね。
真鍮の色が素晴らしいです。こんなの持つと癖になって大変です。


写真06

グリップは、実物から型取りしたキャスト製です。
昔の雰囲気をかもし出しています。


写真07

CAW のシェリフズと僚友です。
CAW のモデルガンは、動作が確実で実にいい音を出します。響きます。
一度は、CAW 製を手にしてみることをお勧めします。少々高いですが・・・。

オーナー様、貴重なモデルの写真を使用させていただき有難うございました。


Gun誌 記事

写真12 1997年2月号のGun 誌に7.5インチ・ターゲットモデルが掲載されています。
定価6万ですので高級カスタムですね。

雑誌記事

写真10 1998年版トイガンカタログに記載がありました。 97年の11月ホビージャパン発行の雑誌です。
写真11 ガンズダイジェスト・98年版にバントライン・バリエーションとともに掲載されています。 ↑写真はクリック拡大します。