KSC・GM−3

亜鉛合金製・金属モデルガン
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変な物を借りてきました。KSCの輸出用のモデルガンで旧MGCのGM−3のスライド金型を使用していると言われる物です。刻印はテキトーな感じです。
 
スライドが旧MGC のGM-3 でフレームは新たな金型により組まれています。したがってマガジンキャッチやプランジャーなど 実銃のようになっていて、まるでGM-3 の発展型みたいな感じです。


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右側には、何も刻印がありませんが、グリップ上部にメイドイン・JAPANとシリアル番号が入っています。マガジンキャッチがリアル仕様ですね。


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撃発機構は、存在しません。まったいらです。エキストラクタは、モールドです。 また、実際にこのモデルはエキストラクタが存在しませんのでカートの廃莢はできません。


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バレルには、下部に大きなスリットが入っています。しかし、前撃針のような物がありますので、モデルガンの金型をそのまま使用しているのかもしれません。 バレルリンクは、2枚プレートでしっかりしています。ちゃんとショートリコイルします。


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バレルは完全閉鎖されています。ディスコネクターはモールドですが、シアは存在します。グリップセフティもしっかり効いています。


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グリップがMGC・GM−2と同じ長さなのでマガジンは共用できます。 よく出来たモデルだと思います。


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右はGM−1です。ほんのすこしKSCのほうが大きいです。


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業界標準?ホビーフィックスとの比較です。 ほんのすこしKSCが短いです。

KSC のプランジャー部分は、実物のように別パーツをはめ込んでいます。MGC のようにプレス鋼板ではありません。したがって、プランジャーパーツが飛び出ることもありません。
フレームはKSC 独自で開発された物だそうです。


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ホビーフィックスと比べるとグリップが数ミリ短いことが、わかります。 でも、握った感じはKSCの方が大きく感じます。グリップの厚みの違いかもしれません。


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本家のMGC・GM−3と並べてみました。
当たり前ですが、同じ大きさです。左がKSCです。


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スライドを入れ替えてみましたが、GM−3にKSCのスライドは嵌まりませんでした。
KSCのフレームの方がすこし小さいようです。


写真12

GM−3のハンマーは、ワイドですがKSCの方は狭いタイプです。
フレームとスライドのクリアランスもKSCの方が少ないようです。


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いやぁ、面白い物を拝見しました。なかなかの造りでした。

KSC は、もとはMGC の下請けをしていた会社らしいです。その関係で金型が渡ったものでしょう。GM-3 も生き続けているんですね。



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