ハドソン・NAA デリンジャー

亜鉛合金製・金属モデルガン
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ハドソンのノース・アメリカン・アームズ・デリンジャーです。
最初にプラ製が販売されたのちに金属製が出たようです。

金属製の物は、なんだかプレゼントみたいな箱入りです。


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まさに手のひらGUN ですね。 実物の大きさだと思います。


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はじめは、同じ金型かと思いましたが、ぜんぜん違いますね。 プラのほうは、刻印は22ロング・ライフルとなっていますが、実銃の22ショート用をコピーしたのではないでしょうか?金属製よりシリンダーが短いです。 右端に22 ロングライフル実物ダミーカートを置いています。 22ロングライフルは、22 ショートよりケースが長くて22 ロングより弾頭が長いです。 金属製の方くらいシリンダー長さが必要です。


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先端のポッチを押してセンターピンをはずします。 するとかわいいシリンダーが出てきます。 実物もこのように取り扱います。スイングアウトなどしません。


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カートは、22ショートくらいでしょう。左端が22ロングライフルの実物ダミーカートです。

シリンダー先端には、弾頭形状の飾りが入っています。


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カートは、裏まで本物のような刻印がされていて凝っています。


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上面はマット仕上げされています。
刻印もセンスよく入れられています。しっかりした綺麗な刻印です。
このモデルは、なかなか良い物です。


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サイドプレートの合わせ目も隙間無くて非常に良いつくりです。 作動もオーナーの手入れのせいか、確実です。 シリンダーもガッチリと、ボルトがくわえています。


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小さなグリップです。指一本で支えなければなりません。ちょっと持ちにくいなと 動かしたら、トリガーを引いてしまうので実物だったら大変です。 相手を倒す前に自分が大怪我をしそうです。デリンジャーではなくベリー・デンジャラスですね。 実銃は、トリガーが重たいのではないでしょうか?


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1981年4月号のGun 誌にAbe 氏が記事を書いています。本と同じようにM36 と460 ウェザビーと並べてみました。


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実物の説明書にも分解するなと書かれているようです。ハドソンの説明書きにも 上級者以外は、分解組み立ては、するなと明確に書いています。借り物なのでバラしませんでした。 組み立てが、大変難しいそうです。分解図を見ますと、ハドソンの物は実物どうりに出来ているようです。


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ハドソンらしからぬ、といえば怒られそうですが、大変すばらしい出来栄えです。 プラ製のほうの外観は、ヒケが激しく湯口も見え見えで、魅力は感じません。ハドソンも金属製でリベンジしようと思ったのかもしれません。

このようなマイナーな銃を素晴らしいモデルアップでユーザーに届けてくれたことは、独自の燃える企業理念を感じます。熱いハートを感じ気分良くなりました。ハドソンさんに感謝します。

貸していただいたオーナー様有難うございました。


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バックル付きモデル

写真13 1997年3月号のGun誌 広告です。バックル付きで販売されています。


おまけ

分解図のJPG が別窓で開きます。→  分解図へリンク


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