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マルシンのハンドエジェクターです。今では、この名称は死語になっていますが 当時は、MGC がチーフの長銃身をこの名称で呼んでから各社が真似したもので、一般的な名称でした。

実銃では、スイングアウト式を総称してハンドエジェクターと呼んでいました。
その前がトップブレイクのS&W No.3 シリーズで自動エジェクトだったからでしょう。


写真01
箱のデザインもチーフと同じで色が変わっています。
現存個体数から推測しますと、チーフの方が、かなりたくさん売れたようです。
ハンドエジェクターはあまり見かけません。
写真02
銃身長は、3 3/8 インチです。各社この程度の長さだったようです。

写真03
右のモデルは、コクサイの2型ですが、ほぼ同じ大きさです。コクサイのほうが線が細いですね。マルシンのほうがガッチリしています。
写真04
マルシンの左サイドのS&W マークです。やけに凝った刻印です。
写真05
右サイドには、マークはありません。CMC は、マルシン(アサヒイーグル)のチーフを コピー製作していますが、S&W マークが右サイドにありますので容易に判別できます。

メ カ

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MGC 2型のチーフに良く似ています。トリガーの基部の厚さを半分にして、シリンダーストップを入れ込んでいます。 右上がハンド・スプリングです。紛失しやすい部品です。

MGC 2型と違ってセンターロック式ではありません。エキストロッドは単なる鉄の棒です。


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マルシンのチーフ系はハンマーピンが折れやすいようです。無理な力がかかるのでしょう。
ここが折れたら、穴を開けてタップでねじ切りする以外に修復できません。

カート

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右の二つはチーフの物ですが、ハンドエジェクターのは先端が一段細く削られています。
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チーフ系は5連発なのにもかかわらず、6発のカートが付属しています。
マルシンが製作していたアサヒイーグルの製品もこうだったようです。
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実物のS&W とは、かなり違っていますが、なんとも古き良き時代のモデルガンでした。