写真x


登 場

写真01

1988年3月号のGun 誌の予約広告が出ています。
長物に力を入れ、また他社と同じものは作らないというハドソンさんから日本初の亜鉛ガーランドが登場しました。 複雑メカで、でっかい銃ですのでお値段も良くってハドソン・トンプソンが3個買えそうな値段設定です。
 
この広告にあるように、すでに外部供給のエアガン時代に突入していた頃でした。よくこのガーランドを製品化してくれたものです。 まだ、モデルガン世代も多く生き残っていたのでしょう。


ご先祖様?

写真03

ハドソンのガーランドは設計が御子柴さんだと言われています。
この広告は、ハドソン登場よりも12年も前のミコアームズの広告です。
日本で初めてのモデルガン化でした。鉄製なんて今では法規制されていますが当時はOKでした。
下の上六の広告写真に時代がよく出ています。上から4個の長物は全部鉄製です。次のハンドガン3個は真鍮製です。
 


写真04

まさに何でもありの時代で鉄製、真鍮製の高級モデルガン花盛りでした。
昭和46年規制当時よりも安いものから高いものまで品数が揃っていて、この52年規制前の時期が モデルガン最盛期といってよいと思います。46年規制時と何が変わったかって??それは団塊の世代の先輩方が 5歳としをとったということです。15歳の学生が20歳になり、給料を自分で好きなものに使える環境が整ったのです。
需要があり、供給があり高級モデルガンが売れた時代でした。
 


タンカー

写真タンカー


写真02

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空撃ち禁止

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素晴らしい出来栄えのハドソン・ガランドですが、亜鉛製の機関部のため壊れやすいのも事実です。

写真はハドソンのマニュアルですが、空作動させるなと書いています。 ネットでの情報によるとハンマーがコック出来ないモデルもあるようです。 私が持っているものは、何度も分解していたらトリガーハウジングの噛み合い部分が割れてしまいました。


特別限定品

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限定で儀仗兵モデルってのがあったんですね。いったい何人くらいの人が注文したのでしょうか?


ガスオペ

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ガンズダイジェスト2007 に掲載されていたものです。ガスオペレーションが、ガランドとM14 に用意されていました。 ハドソンは、ストック内にタンクを入れたかったようですが、当局の指導でそれは、かなわなかったようです。 作動させるときは、本体から出たエアチューブを外部タンクにつないで動かします。 掲載価格は5%の消費税込みです。


写真09

Gun 誌 2005年6月号に広告が掲載されていました。また、この号には、新見さんによるニューモデルリポートにも登場しています。


メ カ

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上の実銃写真と比較していますが、これ以上ないというくらい完全にコピーできています。 まさにモデルガンの鑑、教材になります。素晴らしいです。

あらためてこの複雑な構造の銃を米軍がよく採用したものだと思わされます。
ちなみにガスパイプのネジなどは、ミリネジなので実物と互換はありません。


写真11

バラした人は分かると思うのですが、このピンの設計は見事です。感服します。 ふつうハンマーバネのテンションのかかるところのピンは入れにくいのですが、ガランドは 頭はでかいが体は細いピンのおかげでたいへん入れやすく組み立てやすく設計されています。 この複雑なモデルが、手順書もなくても知恵の輪的に組みあがるのを体験すると感動します。 よく考えられて設計されていると思います。


紙 箱

写真08


おまけ分解図

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