友人の物を写真撮らせていただきましたが、ハンドガードは実物が取り付けられています。また、サプレッサーもオリジナルは三つ又式ですが、当時のMGC オプションのかご型に変えられています。
ハンドガードはつや消しで渋いですが、MGCに付けるのには、ずいぶん手を入れたそうです。
このように、はじめ発売されたものはE−1でした。すぐあとにA1が出ましたが、その後E−1は無くなったようです。 MGCとしてはE−1を売りにしていたようですが、世間にある情報では三角ハンドガードのA−1ばかりでしたので ユーザーに受けいれられずに消えていったようです。
時を経た現代ではM4の丸いハンドガードばかりで三角ハンドガードは人気がありません。
そもそも調べてみたらM16にE−1という型番は存在しないようです。M16A2 ってのが近いのではないでしょうか?
登 場
MGC 機関紙ビジェールの「MGC・モデルガンズ・グラフィティー」という資料から抜粋です。 黄色規制の46年規制後の昭和47年に史上初のプラスチック製モデルガンSIG が登場します。その翌年にM−16は発売になっています。 この年の12月ごろには、反MGC連合もM16を発売しています。その翌年の1974年には、コマンドM15が追加されました。
カスタム
いま現在では、実物と同様の刻印なんて珍しくもありませんが、当時は自主規制でしょうか?実物と同じ刻印のモデルガンは、ほとんど存在していませんでした。 ですので、このようにMGC からも刻印カスタムが販売されました。サプレッサーもかご型に変更されています。このころは、MGC も乗っていますね。カスタムは通常製品の1万増しでした。。
カスタムの登場は1979年のようです。また、翌年にはM655 も発売されたみたいです。 このころは、プラスチック・ハンドガンのカスタム系がたくさん売られていたようです。 すこし違った物を売らないといけないということは、すこし売り上げが落ちていた頃でしょうか? それとも熟しきった市場だったのでしょうか?
私は大学から就職期で、モデルガン界からは、ほぼ離れていました。 それでもカスタムは買いましたが・・・。
カスタム写真
実際にカスタムをお持ちの方がいらしたので写真を撮らせていただきました。シリアルは塗りつぶしています。 銃の右側は何の変更もありません。今ではエアガンなどに見られて、ありふれたコルト刻印ですが、当時は珍しくて憧れたものでした。
メカ・チラシ
私の記憶では、ごく初期のチラシです。まだA1 タイプが発売されていなかったと思います。
実物のM16 が反動を極力感じさせない作りになっているのに対して、MGC のモデルガンは、全く逆に 反動をなるべく感じるように作られています。ストックの中をおおきく前後するハンマーがそれです。 なかなかグッドアイデアです。