ベレッタ1934

亜鉛ダイキャスト・モデルガン
ベレッタ34のモデルガンを集めてみました。
左上からMGC 、ハドソン、CMC 初期型、CMC。
ハドソンの物はMGC のデッドコピーでスライド左側セレーション下にディスコネクターの 切込みがあるのでCMC とすぐに区別できます。
当然、モデルにされたMGC の物にも同じ切り欠きがあります。


この2つがMGC とハドソン。
左のMGC の物は、ブローバックタイプのようで、セレーション下のスライドに切り欠き部分がありません。珍しいのかも知れません?通常のMGC の物は、ハドソンと同じです。

また、ファイヤリングブロックが違う構造のためエキストラクタを止めるピン位置も両者は異なります。セレーションにかかるギリギリの位置が実銃同様で MGC BLK とCMC が再現しています。


デッドコピーの証明。スライドとバレルを交換してみました。 左のMGC BLK は、スライドストップ形状が少し違うためバレルが ロックできません。

ハドソンの物はハンマーに穴が無いのが目印になります。


フレームやパーツも互換性ありです。
左のMGC のBLK タイプはファイアリングブロックとセフティがスチール製です。

独自路線を宣言した MGC は、その他モデルガン会社と敵対関係に陥り MGC をいじめる事は当時のモデルガン業界にあっては正義だったようで ブローニング380 やPPK もデッドコピーが作られました。今では著作権などの問題で、ありえない話ですが、当時は当たり前のように横行していました。 MGC のパンフレットには「MGC の製品を真似た粗悪なモデルが出回っています」と書かれていました。


CMC のものは、機構が実物と違いシア用スプリングが存在します。 MGC 、ハドソンの物は実物と同じ構造のためハンマースプリング受けが シアの戻りバネを兼ねています。

MGC BLK の物をバラしてみましたが、組み立てが大変でした。CMC が実物構造でないのは、そのためかもしれません。


刻印は、両者まったく違いますね。
下のCMC の物は、2次大戦中の刻印です。字体は違いますが実物を忠実にコピーしています。9 corto は勿論380ACP のことです。イタリアでは、モデル1934 が380ACP で陸軍に採用され、モデル1935が32ACP で空軍に採用されています。機構は同じです。

MGC の刻印は独自の物ではないでしょうか?


MGC とハドソンはシアの止めネジが無くピンにただシアが、かぶさっているだけ。とんだ手抜きです。グリップによってシアがこぼれ落ちるのを防いでいます。 この手の構造手抜きは、MGC の得意技でHScのディスコネクターも同じようにグリップで止まっています。2つ上の写真のようにMGC BLK タイプはちゃんとネジで固定されています。


CMC の初期型はランヤード用リングがありませんでしたが、のちに 右のように追加されました。でも分解図ではランヤードリング無しのまま でした。初期型と後期型はランヤードリングのおかげでグリップの形状が違います。


CMC のモデルは全長もですが、すこしMGC の物より小さいです。 おそらくMGC の物が実物サイズだと思います。


ベレッタ社の傑作小型拳銃。イタリア軍正式に採用されました。

こうやって並べてみるとMGC 、ハドソンのスライドストップが入る部分の 手抜きが良く判ります。本物は右下のCMC のようにバレルが見えません。 カートは380ACPダミー、MGC モデルガンのマガジンには入りますが、 CMC のマガジンは小さいのでダミーカートは入りません。



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