コマンダー

プラスチックモデルガン・コマンダー
20年ぶりにモデルガンの世界に帰ってきてみると驚いた。 金属のガバメントやブローニング1910なんかは52年規制で売られなくなっている。
昔、CMCのガバメントを持っていたのでその感覚をまた得たかったのだが しかたなくプラスチック・モデルガンを中古で購入。MGC製。
新生MGCか?箱がやけに地味だ。販売名はAMIコマンダーとなっていた。メーカー名か?何だかよくわからない。
このGun はプラスチックとはいえ、よく出来ている。抜き通しのエキストラクターなどは昔は再現されていなかった。 なぜかカートは6発しかない。ブローバックモデルのようだ。

金属製ガバメントが持てないなんて、さみしい。宇宙に行けなくても心の中で想像、空想して 楽しむのとなんら変わりはない。もともとGun には大変厳しい国だがとうとう宇宙レベルになってしまった。


射撃ワンポイント

韓国の釜山・影島射撃場に観光射撃に行ったときのことである。 45口径を50発撃ったが、そのときにコーチみたいな人が教えてくれた。

なにげにガバメントを握って撃つとこんな風に強い反動に備えてグリップをぎゅっと握り締める。 ところが、こういう握り方はトリガーを引いたときに連動して親指まで握り締めてしまう。 人間の本能というか筋肉の決まりであろう。赤ちゃんですら棒を手に添えると、かわいらしい指で握り締める。 類人猿のころの、はるか昔から人間の手は木を握り締めるように出来ている。

結果、集弾は上下に散らばるようになる。


そこで親指を伸ばすと少し改善する。 最初は、撃ちにくいので断ったが「じゃあ1マガジン、君の好きなように撃ちなさい」と 言われ実行した。コーチはターゲットを回収した。

次に写真のように親指の関節を左手で押さえるように指導し1マガジン撃たせた。 そしてターゲットを回収して見比べさせた。驚いた。集弾結果は格段に良くなっていた。 以後、私は写真のようにして撃つ事にした。

そういえばターゲットピストルはみんな親指を伸ばすようにグリップが出来ている。 私は射撃コーチに感謝した。
何万円もかけて45口径という、でかい弾を50発も撃つ私を見て興味を持ったのかもしれない。 言葉は全然わからなかったが身振りで理解した。貴重な体験をし充実した射撃であった。



コルトカタログ

1974年のコルトのカタログ。周りは変色している。あれからもう30年もたつのかと本人びっくり。
コマンダーはまだ、ブルー仕上げのみである。
ウッズマン・マッチターゲットも売っていた。
1978年のカタログ。
コマンダーにニッケルメッキ登場。ウッズマンは売っていない。
コマンダーの装弾数は7発である。
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