マルシン・PPK

プラスチック製・モデルガン
写真00

日本で初登場のまともなPPKです。マルシンさん、よくぞ発売してくれました。

PPK と、名の付くモデルガンやエアガンは数多く販売されましたが、これこそ本物です。
そのむかし、MGC から販売されたものは、1から3代目までタニオですし、マルゴー、マルシン、ハドソンも MGC コピーのタニオでした。CMC から販売されたものはシングルアクションです。PPK/S ならWA やマルシンからも良い作品が販売されましたが 、「フレームが5mm短いPPK」でダブルアクションのものは初めての登場です。


写真01

スライド右側には、ワルサーの許可が書いているので、 正式なレプリカです。したがってワルサー・バナーも入れられています。

ダミーカートモデルなのにスライドは何故かABS でフレームはHWです。 色がどうたら・・という広告文句は嘘っぱちでしょう。今度発売される発火モデルがオールHWな事を見ますとそう思えます。 ユーザー舐めたらあとで痛い目にあいますよ。


写真02

マルシンのPPと並べています。PPは、名銃中の名銃だと思いますが日本では人気はいまひとつです。 自動拳銃にダブルアクションメカを導いた歴史的名品です。誕生から70年ほど経つのに、今でもほぼ同じ形で販売されています。

ワルサー社の「クラシック」ページ↓
http://www.carl-walther.de/index.php?company=walther&lang=DE&content=products&hid=2&uid=4

米国ではS&W 社が発売していましたが、先ほど覗いたらリコール記事のみでした。

このPP を短銃身にしてフレームも短くしたものがPPK です。


写真03

PP よりも5mmほど短いフレームが特徴です。

マルシンのフレーム形状は、実物とは違っています。独自の形状です。
金属モデルガンのCMC 製の物と同じように一面処理にされています。


写真04

本物の形状はイラストのようになっています。左のPP の後方フレームは、内骨格と外骨格で形成されているのですが、 その外側フレームを途中から切り取った形が、PPK です。したがってグリップネジから上のほうは段落ちしています。


写真05

ハンマースプリングは、実物のようにランヤードリング部で支えられていますが、その形状は 太いため、実物ワンピースグリップは、つっかえて入れることが出来ませんでした。あと3mmほど、はまり込まないといけません。 マルシンのフレームの厚さは問題ありません。


写真06

CMC 金属モデルガンとの比較です。
CMC は、貴重なPPK モデルですが、採算を考慮してシングルアクションで発売されました。リアサイトとスライド先端下部の 切込みが急な部分が戦前型の特徴です。
CMC は、戦前型、マルシンは、戦後型をモデルアップしています。


写真07

CMC の純正グリップをマルシンに、マルシンの物をCMC に置いています。同じ大きさですが、マルシンのほうは、 平面がきつくて違和感があります。オモチャっぽく感じます。すこし全体に丸みを帯びていないと格好悪いです。


写真08

また、マルシンのグリップの後方部分は、スパッと切れていてふくらみが全然ありません。
グリップの格好悪さのおかげで丸っこいPPK の印象がありません。そうとう損している部分だと思います。

戦後型のワルサー純正グリップを見た事がありませんので、このようなグリップもあったのかもしれません。 しかし、現在ワルサー社で販売されているPPK のグリップは、もう少し長く丸いようです。


写真10

ワルサー社で現在販売されているPPK と写真を並べてみました。

リアサイト形状がずいぶん違います。セフティ軸心も違います。手の皮を挟まないようにビーバーテールのように フレームが伸びているのは、近年の改良タイプなのでマルシンの物が短いのは問題ないのですが、その線をたどったグリップの膨らみが 実物のほうが長いことが見て取れます。


写真09

グリップ形状が残念なPPK でしたが、次回は木製グリップ付発火モデルが発売されるようですので期待しておきます。 マルシンのPP 系は今までマガジンボトムが亜鉛製でしたがこのPPK はプラ製になっています。

しっかし、最初の発売のときに「発火モデル開発中」なんてアナウンスでも出して欲しかったですね。日本初のまともなPPK だと喜んで購入した人たちが、悔しがるのじゃないでしょうか?
しかも、今度は全部がHWっていうじゃありませんか・・・。ユーザーを裏切るような販売のしかたは、して欲しくなかったです。マニアの喜ぶマルシンさんでいてほしいです。



[ひとつ戻る]