PPK ワンピース・グリップ

焼けただれたPPKのワンピースグリップを入手。
戦時中のPPK は、ワンピースグリップだったらしい。詳しくは知らない。 それどころか、ワンピースグリップなんて分解図のみで実際には存在していない物だと思っていた。 美品はとんでもなく高価であるが、これは安かった。

まさにワンピース。本当は通しのネジがあるはずだが、これには付属していなかった。

それにしても、どうして焼けているのだろう?
二次大戦によるものなのか、はたまたコレクターの家が、ぼやを出した物か ? 銃はどうなったのか?想像は、果てなく沸いてくる。


写真に示した部分に金属板が入っている。後方だけでなく左右側面にも延びている。
フレームとの架かりは、上方左右にある爪のみ。

CMC のモデルガンに無理やり装着してみた。
もうすこし奥まで入ると完全だが、この状態では、グリップ前面がフレームの肉抜きを隠すのに ギリギリである。
しかし六人部さんの設計は素晴らしい。ほとんどぴったりだ。
MGC はサイズ的には良いがメカが全然違うので装着できない。
マルゼンのエアガンは フレーム幅が3mmほど、でかいため全然入れられない。マルシンのモデルガンは入りそうだが PPK 自体が無い。PPK/S のみだ。

グリップ後方が美しいラインを描いている。
ワンピースグリップならではの物だ。

CMC のリコイルスプリングを支える部品のサイドを削った。
そうしないと装着できない。もう少し削ってもいいくらいだが、面倒になってやめてしまった。 幅もほんの少しだけ削った。

右サイドのほうが、焼け方がひどい。
私はこうして、のんきに眺めているが、もしかしたら 瀕死の兵士が握っていたために上の方のみ焼けているのかもしれない。

焼け焦げた死体からもぎ取ったなんて状況だったら何と悲しい事だろう。
なんだか肉が焼けるにおいがしてきそうだ。

わたし的には、米国のコレクターが夫婦喧嘩の末に女房に大切なコレクションを焼かれた・・ なんてほうが気楽に眺められるが、歴史的にはこの銃は罪も無い人の命を多く奪った物である。



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