写真x

五六式というのは、中国で1956年に採用された小銃 2種のことです。 ひとつは、写真上側のsksカービンでセミオートオンリーです。もうひとつは、写真下の AKー47に銃剣が仕込んであるものです。こちらは、フルオート有です。

写真のsksは、プラスチック製の儀仗兵訓練用ではないかと思われるものです。 全く玩具っぽいのですが、ボルトは引け、トリガーは動きます。 AK47の五六式の方は、ファルコントーイのエアガンです。


外観

写真01 写真02

写真03 写真04

写真05 写真06 オークションにてフロントサイトの折れたものを購入後、接着しています。 全体にプラスチック製ですぐに壊れそうです。ただ、重さだけは一人前です。


重さ

写真07
写真のように3.5Kg もあって、タナカ製のモデルガン44式騎兵銃の3.8Kgとそんなに変わりません。 ほんとうに訓練に使用されているものなのかもしれません。わざわざ、おもりが中に入れられているようです。

女性儀仗兵

写真08 こちらが本物の56式を用いた儀仗兵です。本物はフロントサイトや機関部が黒色のままですね。 メッキ具合もいろいろ有るようです。また、このプラ製にはトリガーガード上方ストックのセフティ用 切り欠きが存在していません。
写真09 スリングの取り付け位置も訓練用とは違い、本物は左サイドについています。
写真11 またこの写真の銃は、フロントサイトや銃剣グリップまでメッキされていて、スリングもありません。
写真24 写真25

大きさ

写真10 ネットで見つけた写真と合成してみました。訓練銃、ファルコン五六式ともに大きさ的には、実物とほぼ同じ大きさのようです。

sks との識別点

写真12

写真13 シカゴさんのブログから取ってきた写真です。ハンドガード止めハンドルの形状が違います。 ここで紹介した訓練用銃も、まさしく五六式の形状をしています。

シカゴさんのブログはこちら→

ちなみに写真上が五六式で下がsksです。


ファルコン五六式

写真14 ファルコントーイのエアガンは調べたら1992年2月号のGun 誌に登場しています。 写真のバヨネットは参考品だと書かれているように、実際には何もつけていない状態で売られたようです。 私の持っているものは、友人に頼んでアルミ棒をそれらしく削って作ってもらったものです。 ただし銃剣グリップ部が亜鉛崩壊で、もうすぐバラバラになりそうです。
写真23 燦然と輝く五六式の刻印、すこし浅いが・・。ちなみにボディは、プラスチックですが剛性はあるので プラ銃特有のギシギシ感はありません。また、銃自体が重いので金属製と間違えそうです。
写真15 ほんとうのスパイク型銃剣は、写真のマルイ用ガーダーキットのようにミゾが3本入っているようです。
写真16 上からファルコン五六式、訓練銃、モシンナガン騎兵銃(エアガン)ですが、銃剣グリップ部分は みな同じ形式になっています。

銃剣付きカービン

写真17 タナカの44式モデルガンの固定方法だけが、すこし違っています。

ダミーカート

写真18 形だけですが、クリップとカートをセットしてみました。クリップはsks用の物です。カートは もちろんAK用の物です。

一見まともな装着ですが、じつはカートは見えない台の上に置いているだけです。


モシンナガン

写真19 せっかくなのでお披露目です。両方ともエアガンで、銃剣はプラスチック製です。 騎兵銃の方は付属していたスリングですが、なんだかおかしいです。 モシンナガン騎兵銃には、銃剣装置の無いものも存在しています。

広告?

写真20

中国のグーグルである百度で五六式歩槍 と検索してみるとたくさんの写真が見られます。 この写真は、今回紹介した訓練銃の広告のように見えますが、いかがでしょうか?


おまけ

写真21


写真22 ↑ 中国のサイトで見つけた構造図です。

Gun 誌では1981年9月号にタークさんのメカ解説が出ています。

また、たかひろさんに言わせると日本の64式小銃はSKS にそっくりな構造だそうですので、ここはじっくり研究してみてはいかがでしょう?