写真00
昔のガバメントであるモデル1911(A1ではないやつ)のマガジンには、ランヤードリングが付いていました。
 
このなんともオールドな物で写真が撮りたいと思っていましたが、WAのWEBページに行くと、アクセサリーのコーナーで 7,000円くらいで販売されています。しかし、たった一枚の写真のためだけにそんなにお金もかけたくはありませんので 写真用に作ってみました。30分もあれば出来るお手軽教室です。
写真01
材料はホームセンターで買ってきましたヒートンという真ちゅう製の吊金具です。まちがってもステンレスは買わないようにしましょう。 すごく硬いので加工に向いていません。
写真02
さっそくカミソリのこで切断します。このときに、片側の方を少し長くすることがポイントです。 長い方をエア注入口に差し込むためです。
写真03
切断したらプライヤーで挟んで好みに曲げます。真鍮は柔らかいので簡単に曲がります。
写真04
曲げたら真鍮用のガンブルーで色をつけます。なにやら青い煙が出て神秘的です。ブルー液に浸かっているときは、真っ黒に なりますが引き揚げて水洗いするとススが取れて色が少し落ちます。真っ黒にはなりませんでした。 もう一度、今度はスチールブルーにも浸けてみましたが、あまり変わらないようです。写真用だけなので てきとうにOKを出します。
写真05
出来上がったリングの長い方にセロテープを巻きます。これをガス注入穴に差し込んで完了です。 セロテープが抵抗になって落ちることはありません。もちろんガス注入時は、外さないといけません。

めでたく完成

写真06
こ、この写真が撮りたくて作ったんです。
 
WAのこの1911 モデルは、大変よく出来ています。しかもそうとうに重いです。 ホビーフィックスの金属モデルガンで950gなのにこちらは1013gもありました。 グリップまでヘビーウエイトなせいでしょう。重いことはうれしいことです。
 
このホルスターは1912型といい、騎兵用です。なかなか珍しい物なのです。アメリカのオークションで買いましたが それなりに高かったです。ガバメント用のホルスターは、全般に高値で、普通の2次大戦中のホルスターなら 日本で購入する方が安いです。どうもガバメント関係の物は、米国人の魂を揺さぶる物のようで、すぐに 高値になります。また、USマークの入ったホルスター全般にも同様な現象が見られます。
 
工作室とは恥ずかしくて言えないような、小道具製作記でした。