7.92mmクルツ・弾薬箱を作る

真ん中重ねている物2つが今回製作分。


7.92mmクルツ弾は、微妙なバランスで私のお気に入りである。

今回購入した物は、箱入りでチェコのラベルが張ってあるが、物はドイツ製の大戦中のものである。

ドイツ敗戦後、武器弾薬は周辺諸国によって差し押さえられ各国用として再配布されたのだが、 このカートもその類いである。


実物の紙箱を計測の上製作してみたが、このサイズでは15発が、らくらくで入ってしまう。

少し大きいのかもしれない?
右写真はオリジナル弾薬箱。

例によってアクロバットファイルで設計図を上げている。A-4 の紙に印刷する。

表からの図↓

7_92kurz_box.pdf

裏から見たところ。この方が製作しやすい。↓



またもやマッキントッシュの空き箱に犠牲になってもらった。 色合いがちょうど良いが少し厚い紙だ。

15発入れても余裕があるのでクリップ付きで入れてみた。両サイドのカートも クリップ付である。

とりあえず15発入るが、すこし押し込まないとふたが閉まらない。


こちらは、薄い紙で作った物。クリップ付カートも3個が余裕で入る。

実物は、クリップ付で入っていた物か、どうだか知りません。

しかし、下の写真で見られるようにモーゼル・ライフル弾よりも箱の幅が少し広いです。 カートの径は同じなのでクルツ弾はクリップ付で供給された物かもしれません。


WEB 上で、あまり鮮明なラベルを見つけられなかったのでスペルは適当に書いている。
上の箱には、ピストル弾薬と書いてあるが、実物のクルツ弾の箱を模写したものだ。 弾薬の種類を増やすことを嫌ったヒトラーのおかげで、現場では MP-44 アサルトライフルはマシンピストル(サブマシンガン)と 偽って製造されていた。そのせいかもしれない。
ドイツ製オリジナルラベルの箱をお持ちの方がいらしたら是非とも写真提供お願いします。

ラベルの貼り方はヒンジ側を上に持っていくパターンが多いようだが逆もあり、一概には言えない。

クルツ弾は、20発用の箱も多くあったようだ。
20発の箱入りは、日本ではなかなか見られなく、あったとしても非常に高価である。

欲しいが、手が出ない・・・・・・。


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