写真00
yonyon ページを見てくださっている ひしめ さんから、塗装について質問を受け、お答えしましたが、こりゃ「 ネタ 」になると 思い、ひとつ書いてみました。
ひしめさん、ヒントいただき有難うございました。
 
私は写真の3種類を使用しています。右から紹介していきたいと思います。

Mr. カラー・クリアイエロー (GSIクレオス社)

写真01
これは、田宮カラーなどプラモデル用の塗料です。
http://shop.otagai.jp/search/item.asp?shopcd=60&item=948722
 
下地が光っている物に最高です。しかし爪などで引っかくと簡単に剥がれ落ちます。
すぐに剥げますが、また塗ってもすぐに乾くので、いくらはげても苦になりません。
簡単でいいです。
写真02
刻印にまったく影響を与えないのも良いです。また、皮膜がすごく薄いので下の金属表面がそのまま見られます。 写真右のMGC・SW44 のスライドにはペーパー跡が残っていますが、クリアイエローを塗ってもそのまま下地が見られます。
写真
写真は上下が亜鉛地を磨いた物、中がシルバーメッキ品に塗っています。
また、金属の光沢がそのまま残るので、ピカッと光る写真も撮れます。
 
亜鉛地や銀メッキのモデルにたいへん良い塗料です。

スーパーメタル・スーパーゴールド (日本特殊塗料)

写真03
この塗料は、塗ったすぐあとは素晴らしい金色になります。
しかし、ずっと使っていたらスス汚れたような色になってきます。
http://www.cal-f3.jp/catalog/product_info.php/products_id/399?PHPSESSID=a0aeb36f51a04d45df35e2c7cfe097aa
 
このスプレーは米国製なんですね。エポキシスプレーと書いてあります。
写真05
たいへん写真写りが良いのでネット向きです。
 
昭和47年ごろのモデルガンは、このような塗装が施されていました。
まだ、メッキ商品は出現していなくて、46年規制直後なので、規制前のガンブルーの商品に塗装を施して売っていました。 中学生のころそれに気付いて、シンナーで剥いで黒い地肌を楽しんでいました。
写真04
しかし、ずっと使っていたら剥げてきます。また、輝きも失ってきます。
 
この塗料は、借りてきた黒色パーツなどに最適です。きれいに金色に仕上がりますが 借り物なので返すときに洗い流します。 カー用品店で売っているブレーキクリーナー・スプレーで簡単に洗い流せます。 細かい部分や刻印の中なども完全に流れ落ちますのでたいへん都合よいです。 パーツなら黒で良いんだと、分解保存している方にも推薦しています。
なぜなら「 いつでも簡単に落とせる 」と思ったら 金色に塗っても心の衝撃が少ないからです。

水性ラッカーMAX (大日本塗料)

写真06
これは、友人から教えていただいた水性塗料です。最近は、これがお気に入りです。
http://www.sundaypaint.co.jp/products/spray/spray01.html
 
あわいレモン色のような色でたいへん上品な感じに仕上がります。
また、すぐに乾くしベトつきません。また、都合の良いことに下地が黒い物に最適です。
 
逆に亜鉛の下地を出したものなどは、明るすぎておかしくなります。
下地が黒い物に薄く塗るとすごくいい感じに仕上がります。
写真07
上のベレッタが水性塗料です。下のSIG はスーパーメタルです。 実際の色は写真よりもかなり明度に違いがあります。 どちらのモデルも台湾製なので黒い塗装が施されていましたが、水性ラッカーは相性が良いです。
写真08
こんな感じです。新たに買った台湾KJワークスの SIG 229 です。
薄く塗った方が良いです。
写真09
写真写りもなかなかです。
 
なお、水性ラッカーもブレーキクリーナーで簡単に落とせるようです。
ようです・・・というのは、綿棒に染ませてベレッタのリアサイトをこすってみた結果です。
これほどの少量で落とせるのですから、ぶっ掛けたら綺麗に落ちると思います。

写真10
左からMr.カラー、スーパーメタル、水性ラッカーです。
人工光のほうが水性ラッカーの違いがよく判りますね、こんな感じの色です。
モデルによって適宜使い分けるのも良いのではないでしょうか?
 
他にも良い塗料があったら是非教えてください。