ボルカニック・ピストル

名 称 Volcanic Pistol
所 属 アメリカ
口 径 .31 .41口径
(ロケット式ボルカニック弾)

S&W社による先駆け
1854年 連発銃開発に命を燃やすスミス氏と盟友ウェッソン氏によるS&W社よりレバー式連発銃発売。 1949年に特許が出されたハント氏によるロケット弾式の弾薬を使いチューブマガジンを装備。 31口径と41口径。


経営難によりボルカニック社へ
1855年 資金破綻により経営権を売却、社名は
Volcanic Repeating Arms社となる。 在庫は服飾屋のオリバー・ウィンチェスター氏が買い取る。

ここでは、ピストル型とライフル型が発売された。フレームが真鍮なのでS&W 社の物とは容易に区別できる。

口径 銃身長 装弾数
31 4in
6in 10
41 6〜8in 8〜10
カービン型 16,20,24in 20,25,30

参考・・・・http://www.winchestercollector.org/guns/volcanic.shtml

スミス氏は会社を去る。
ウェッソン氏は技師として残り、亡くなった兄の見果てぬ夢である回転式拳銃に 執念を燃やし、やがて拳銃では世界初となる金属薬莢式を開発。 スミス氏を呼び戻し、再びS&W 社を起こし今日まで続くスタートを切る。

ウインチェスター・アームズ誕生へ
1860年

1866年

本社移転に伴い、ボルカニック社は
New Haven Arms Company となる。 技士のヘンリー氏による44口径リムファイアー式ヘンリー弾を使用するヘンリーライフルを発売。 トグルアクションで24インチ銃身のとき16連発。ボルカニック弾は非力であったが、ヘンリー弾は金属薬莢式で 強力で南北戦争に使用され、当時最高の速射性能を誇った。

1866年会社を買い取ったウインチェスター氏により
Winchester Repeating Arms Company 発足。
ヘンリー式を改良したウインチェスター・モデル66 発売。初めてモデル名にウインチェスターの名が 使用された。このモデルは真鍮製のフレームにより「イエローボーイ」と呼ばれる。右サイドから装填する 新方式を採用。44口径。

西部を制す・モデル73
1873年 44−40口径、フレームがスチール製のモデル73を発売。 コルト社のSAAが同口径を採用したこともあり、このライフルは「西部を制した」銃と呼ばれる。 名銃の誉れ高い。


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