BERETTA 1915

名称

ベレッタ 1915

所属イタリア(軍 用)
口径9 mm グリセンティ

8連発か7連発?

イタリア初の軍用自動拳銃は Glisenti 1910 だが、製造コストがかかりすぎるので ベレッタ1915の登場によりその座を降りることになった。

グリセンティ↓

ベレッタ1915 誕生から100年近く経つのに現在までその基本デダインを踏襲しているのには驚きだ。
大きくカットしたスライドやリコイルスプリングガイド、全体のデザインは現代のM92にも引き継がれている。
オリジナリティとはこういうものか、デザインの国イタリアならではの物だ。

ベレッタM92↓


1915 断面図

機構的には、のちの名銃1934とほぼ同じでストレートブローバック。ハンマー式。 装弾数は床井氏の資料では8発となっているが海外WEB では7発。 口径は以前のグリセンティ銃を引き継ぎそのまま9mmグリセンティ。
この弾はケースは9mmルガーと同じだが火薬量が少ない。 したがって9mmルガーをベレッタ1915で撃つと危険である。 民間用には7.65mmx17 (32ACP) でフレーム後端の安全装置は無かった。

 

「ローマは一日にして成らず」の見本のような物で、上から見ると銃身周りのカットとは別に 廃莢口がある。また、フロントサイトは銃身についているのでスライド最前部はくっついていない。 下の絵のようになる。

 

ベレッタの銃には、何か判らないが美しい要素が入っている。絵を描いていると良く判る。 筆が進むのである。心地良く描ける。その要素が何かは、判らないが、 例えば、デザートイーグルなどは描きたくない部類である。

人の心に訴える、これこそデザインの妙という物であろう。 この優秀なデザインが90年も前に設計され、またそれをずうっと 維持し続けているのは素晴らしい事だと思う。オリジナリティの欠如が甚だしい世の中であるが 良くも悪くもオリジナリティを大事にしていきたいと思ってしまう。

ところでこの絵はワルサーP-38 に似ている。年代から言うとベレッタが影響を与えたのかもしれない。


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